賛否両論!糖質制限ダイエット

こんにちは。

KWC代表の小山千尋です。

前回の投稿では、糖質制限ダイエットに関して様々な情報をあげさせていただきました。


今回は、管理栄養士という立場で、また色んなダイエットを試してきた一個人として、糖質制限とダイエットに関して見解を述べさせていただこうと思います。



※この先の内容は、糖質制限に対して肯定派・否定派どちらでもないことをご理解ください。お一人お一人が、たくさんある情報からご自身で選択する際にお役に立てることを願っております。

見解その1

日本の風土や食文化を考えたときに低糖質を実践するのは難しい!!

その理由として、低糖質にする代わりに良質のタンパク質を摂取する必要がありますが、日本では植物性タンパク質の選択肢がほとんどない(大豆くらい)ため、タンパク源が動物性に偏ることに危険性を感じます。脂質に関しても同様で、揚げ物などを脂質の摂取源にするのは簡単だけど、酸化していない質のいい脂質を入手することが難しいことと、そもそもフレッシュ・オイルを摂取する習慣がないので、食生活を大きく変える必要があるためです。


見解その2

実践するなら血液検査などのデータを取りながら行う必要がある!!

食事が変われば体内の働きも変化に対応していきますが、その変化を安易に”好転反応”などと解釈するだけでは危険性が高いようです。なぜなら、体力があり免疫力も高い若い人なら問題が出ないかもしれないが、40歳を過ぎた人には体力や免疫力が落ちることがあり、その影響が後々出てくるため(出産後の女性の身体と同様、その時は大丈夫でも後々響いてくることがあるため)です。つまり、糖質制限スタート前の体調や食事内容のデータを取ること。スタート後には経過ごとに体調の変化を分析していくことが必須だと思います。医師のもとでの治療やホリスティックな視点で知識を持っている人にみてもらいながらすすめましょう。


見解その3

ダイエットを繰り返している方こそ、これがラストチャンス!と思ってチャレンジするのはNG!!

ダイエットを目的にしている場合、まずは通常の食事内容を見直してから糖質制限に取り組む方がいいですね。なぜなら、ダイエットを繰り返している人こそ食事の見直しだけで、ある程度の効果が現れます。また、ダイエットを繰り返している人こそ即効性のあるダイエットは避けた方が良いのです。それは、また同じような繰り返しを起こすやすいことと、リバンドによってさらに痩せにくい身体になることが予測できるからです。


見解その4

肝臓病の方へは高たんぱく質食、膵臓疾患は脂質を抑える食事、腎臓病患者さんには低たんぱく質食を治療食としてすすめることがあるのです!!!

食事療法という考え方があるように、食事内容によって内臓の働きに影響を与えることがわかっています。腎臓病の人に対してたんぱく質量の制限をかけることがある!ことからもわかるように、高たんぱく質食は腎臓に負担がかかることがわかっています。また、ケトン体の生成は肝臓が担当しているため、脂肪肝やお酒をよく飲む人・よく食べる人(γ-GTPが高い人)、薬を常用している人、日頃から外食などで品添加物を多く摂取している人は、もともと肝臓への負担が大きいのです。そのため、病名の有無に関わらず、内臓の働きも健康であることが糖質制限ダイエットをおこなうための最低条件といえます。


見解その5

糖質制限をするには最低限の栄養の知識、食事の考え方が必要です!!!

仮に糖質制限ダイエットをするならば、どのような食材がどんな栄養素を有するかを知っている必要があります。人参やゴボウなどの根菜類は食物繊維が多いものの糖質も高い食物繊維です。また、使用する脂質の製造工程がわからないと脂質の”質”を理解することはできません。また、サプリメントに頼る時の注意点ですが、そもそもサプリメントは健康補助食品であり「バランスの良い食事を基本としたうえでご使用ください」というような表記がしてあります。

そして、栄養の知識と食事の考え方は異なります。食事は、身体の栄養だけではなく心の栄養でもあります。見た目の美しさや香りによって『食欲』が湧く!ということは人の心の本質的な作用です。また、食とは自然からエネルギーをいただき、自然も人間も動物も共に生きていく手段を選択していくということを決して忘れてはいけないのです。


以上が個人的な見解です。

付け加えるなら、そもそも今の日本人の食事内容が手軽に摂れるパスタやパン、麺類など炭水化物に偏っていることにも一つ課題があります。そのため、糖質制限実践の有無にかかわらず、ご自身の健康のためにも、自分の体質や今の生活習慣に合ったバランスの良い食事とはどのようなものかを知ることが初めにする方がいいでしょう。


その上で、糖質制限ダイエットをと一言にいっても

①糖質の量を減らしてバランスの良い食事をとる

②エネルギー源をグリコーゲンからケトン体に変える

は、全く別のことです。

②は、極端に食事内容を変えることになるので、体調の変化に気をつけ、安全性を配慮しながらおこなうことをお勧めします。また、①に関しては、ご自身で食事内容に気をつけることで健康的な体になること間違いなし!です。


私自身、リンゴダイエットやササミや卵の白身、ツナ缶などのタンパク質食、こんにゃくなどの低カロリー食、菜食、雑穀食、発酵食、不食、過食など色んな食の経験をしてきました。もちろんその間に、ダイエットもしていたこともありますし、体重を増やすために頑張っていた時期もあります。


そこから学んだのは、ダイエットは脳を騙して行うものではなく、”脳が幸背を感じる”ことでしか成功しない。ということです。そして、ダイエットの本当の成功とは『体重−◯Kg!体脂肪−◯%』になった!ということではなく、ダイエットの日常から卒業することです。


”みんなダイエットをしている!”的な風潮がありますが、そんなことはありません!!

ダイエットは、自信、見た目、立ち姿、健康、食べること、運動、モテる・モテないの理由、やりたいことの諦め、好きなものを着る・着れない など…なぜダイエットしたいのか!?というクリアになっていない深層心理に目を向けることが先決ですね。


日々「ダイエットをしなきゃ」と言っている自分を手放すと、

とっても身軽に活動できて、もっと自分のために、そして建設的なモノゴトにエネルギーを注ぐことが可能になります。満足した身体は必ず手に入ります。


体重を減らしたいのなら、今年は成功させましょう!

理想の身体を手に入れたいのなら、今年は理想の身体を手に入れましょう!

健康な身体を維持していきたいのなら、この先の心身の変化を知り対処していきましょう!


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回の内容が皆さまのお役に立つことを願っております。


KWCでは、日頃感じている身体の相談ができるクリニックを毎月1回開催しております。

無料でご参加いただけるのでご活用ください。

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ライフステージ Wellness 食事学とは ーはじめにー 私たちが、毎日いただいているものは”生命”!ということを忘れず、最後まで読みすすめていただけたら幸いです。 社会は、情報や通信の発展により、この数年でより一層スピード化しています。 この変化に伴い、食の分野でも効果・結果・結論にフォーカスした情報が増えています。 これは、忙しい現代人が「この食べ物は○○にいい!」「この食べもので○○する!